2011年08月11日

富士宮市芝川町探訪記 その3 きらめ樹間伐で生計を立てるKさんとRちゃん

 施餓鬼供養に参列していたKさんとRちゃんは、1年半前に首都圏からこの地に移り住んだ家族です。今年1月に生まれた赤ちゃんと3人、急な坂を上り詰めた山の上で暮らしています。築100年の古民家を自分達の知恵と体力で改修しながら。
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 軽トラの荷台で揺られてお宅訪問。友人(ピースサインしてマス)が「彼女、田舎暮らしに憧れているの」と私を紹介してくれたのですが、憧れなどという甘い気持ちをガーンと打ち砕くほどの、力あるお宅でした。風が吹きすさび、虫もあちこちから家の中を通り抜けていきます。自分達で傷んだ床板を外し、壁を作り、天井板を張って。手作りの五右衛門風呂で汗を流し、木切れを燃やして煮炊きするのは昔のかまど。
「子どもが生まれてから、実家に帰ると『ああ、こんな暮らしもいいかな』と一瞬思うけれど、やっぱりこっちの暮らしがいいと思って帰ってくるんです」とRちゃん。大震災のあと、何でも自分でできることの大切さをあらためて感じているそうです。
 森を守る活動を通じて愛が芽生えた夫のKさんは、お金を稼ぐために間伐の仕事をしています。きらめ樹(きらめき)間伐、という方法を広めるNPO活動も同時進行中。きらめ樹間伐とは、樹皮をむき、そのまま立ち枯れさせる方法。放置し水分が抜けてから切るので、女性や子どもでも切り出しと運び出しが簡単だそうです。「明日、市内の潤和の里で行なうイベントで、子どもたちにこの間伐を体験してもらうんです」と、嬉しそうなRちゃんでした。
 きらめ樹間伐で得た杉材を使い、家を整え、幸せを追求するふたり。この先、思いがけない苦難が待っているかもしれませんが、絶対に負けそうもないたくましさを感じました。赤ちゃんと家の成長を見に、また訪ねてみたいです。

☆きらめ樹は「NPO法人森の蘇り」が中心となって普及しています。http://mori-no-yomigaeri.org/
posted by エコ・アド at 15:11| Comment(0) | とりごん
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